米国の市場調査会社コムスコアが公表した同国ホリデーシーズンに関する最新のリポートによると、今年の11月1日からブラックフライデーまでのオンライン消費支出は234億4900万ドルとなり、昨年のブラックフライデーまでの27日間の支出額に比べ、5%増えた。
過去最高の44.5億ドル
また今年の感謝祭(11月26日)におけるオンライン支出は10億9600万ドルとなり、昨年の感謝祭の支出額から9%増加した。
その翌日のブラックフライデーの支出額は16億5600万ドルで、昨年のブラックフライデーから10%増加した。
コムスコアのジャン・フルゴニ名誉会長によると、今年のホリデーシーズンは予想よりも軟調にスタートした。だが感謝祭とブラックフライデーの支出額はともに10億ドルを超え、予想どおり好調に推移したという。
「感謝祭は昨年に続き、米国のオンライン小売り業界にとって重要な1日となった。ブラックフライデーも引き続きその重要性が高まっている」と同氏は述べている。
ただしこのコムスコアのデータはパソコン経由のオンライン支出のみを対象にしている。
そこで米アドビシステムズが公表した、スマートフォンやタブレットなどのモバイル端末経由の支出を入れたリポートを見ると、今年の感謝祭とブラックフライデーを合わせたオンライン支出は推計で、過去最高の44億5000万ドルとなった。