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トロントのCNタワーを背景に掲げられたカナダ国旗〔AFPBB News〕
海外メディアの報道によると、米アップルのモバイル決済サービス「Apple Pay」がカナダでも始まるようだ。
アメリカン・ エキスプレスの担当者がカナダのブログサイト「iPhone in Canada」の取材に応じて明らかにしたもので、同国では11月17日にサービスが始まるという。
スペインや香港でも開始へ
Apple Payは、昨年10月に米国でサービスを開始した。今年7月には英国でも提供が始まっており、カナダはこれらに続く3番目の国となる。
また今後は、年内にオーストラリアで、来年にはスペイン、シンガポール、香港でもアメックスのカード会員がApple Payを利用できるようになるという（発表資料）。
Apple Payは、あらかじめクレジットカードやデビットカードの情報をアップルのモバイル端末に登録しておき、簡単な操作だけで決済が完了するというサービス。
NFC（近距離無線通信）を備えた「iPhone 6」と「iPhone 6s」の両シリーズでは実店舗の読み取り機に端末をかざして、ホームボタンにある指紋認証センサー「Touch ID」に指を当てるだけで決済が終わる。
またこのサービスは腕時計型端末「Apple Watch」でも利用できる。この場合はApple Watchのサイドボタンを2回押し、端末のフェイス（ディスプレー面）を店舗の読み取り機にかざせばよい。
「iPhone 5」「同5c」「同5s」といったiPhoneの旧モデルはNFCを搭載していないが、Apple Watchと組み合わせることで利用できるようになる。
このほか、タブレット端末の「iPad Pro」「iPad Air 2」「iPad mini 3」「同mini 4」はTouch IDを備えており、これらの端末でも利用できる。
ただしiPadはNFCを搭載していないため、Apple Pay対応のショッピングアプリなどオンライン決済のみ利用可能となる。
