パリの老舗デパート「プランタン」150周年に花を添えるマスコットの「ローズ」。オープニングイベントではローズと一緒に記念撮影のサービスも。花の冠をかぶって、パチリ(撮影:筆者、以下同)

一面の花とフラッシュモブで150周年イベントがスタート

 年明け早々の悲痛な事件以来、外国から訪れるのを敬遠されがちなパリだが、美しい季節が今年もまた巡ってきている。

 この春は「プランタン(Printemps)」から始まった。「プランタン」とはフランス語で「春」の意味。

 しかもパリを代表するデパートの名前でもある。1865年創業の「プランタン」デパートは、ことしが150年目のアニバーサリー。それを記念して、フランス人にとっては暦の上で春が始まる春分の日にお祝いの幕を開けた。

 「『プランタン』では、すべてがフレッシュで、新しく美しい。春の季節と同じように。これが創業以来ずっと変わらない精神。そしていつも花が身近にありました。アニバーサリーイベントはたくさんの花と一緒にお祝いします」