デスクやパソコンに向かう時間が多いビジネスパーソンにとって、体のコリや疲れは職業病ともいえるもの。もしかして、そうしたコリを大したことないと放っておいてはいませんか?

 一見小さなコリや疲れ、痛みは、体が発しているSOSサインなのです。そのまま見過ごしていたら、もっと大きな病気や慢性疾患につながる恐れも少なくありません。

 そこでここでは、オフィスで椅子に座ったまま、ちょっとした空き時間にできる簡単なストレッチをご紹介します。

 肩こりや頭痛、イライラなどにピンポイントで効くシンプルな運動を、1回につき3つ、全12回でお届け。

 実演とアドバイスは、鍼灸師、整体療法師、エステティシャンなどの肩書きを持つ美容と健康のエキスパート、横内稚乃(ちの)先生。先生のお手本ムービーを参考にして、凝り固まった体と心をリフレッシュしてください。

 長い時間パソコンや書類などを見ることの多いデスクワークでは、目の疲れに悩まされることも多いのでは?

 これを病気じゃあるまいし大丈夫と思っていたら大間違いです。目の疲れが慢性化するとやがて眼精疲労となり、いくら目を休ませても疲れがとれなくなってしまいます。こうなると病院で治療を受けなければ治りませんし、そのままの生活を続けていれば治っても再発は免れません。

 目の疲れには、眼鏡やコンタクトが合っていないなど、様々な原因が考えられます。起きたときから目の疲れを感じるというような人は何より医療機関での検査をおすすめしますが、仕事中での軽い疲れなら、まず今回のストレッチを試してみてください。

【1】 目のまわりの筋肉をほぐしましょう

 目をギューッと閉じて、パッと大きく見開きます。何度も繰り返してください。

 「目の周囲には、まぶたを動かしたり表情を作ったりするための、たくさんの筋肉が集まっています。同時に、その筋肉や目に酸素と栄養を送るための細い血管も張り巡らされているんですね。デスクワーク中はこれらの筋肉があまり使われないため、硬直した状態になって血の流れが悪くなってしまいます。目を強く開け閉めすることで、よどんだ血流を活性化させましょう」

● ワンポイントアドバイス
この動作はいわば目の筋肉の背伸び。血流を促すつもりで思い切り大きく閉じたり見開いたりしてください。

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