「外資系への転職について、もう少し詳しく書いて」と要望を受けた。「外資系企業はあなたの応募を待っている」でお伝えした通り、外資系企業では人材不足が続いているので、時宜を得た話題だ。
そこで、今回は、現在日系企業に勤めている人が、外資系に興味を持った時、どのようにしたらいいかをまとめてみた。
あらかじめお伝えしておくと、外資系に応募するにはエージェントに依頼すればいいだけなのだが、納得のいく決断ができる方法はないかと思い、3つのステップに分けてみた。まずは、自分の興味が合理的か自己診断だ。
ステップ1: 外資系が自分の希望に合うか自己診断
転職は大きな決断で、納得する結論を出してほしい。そのためには、外資系が本当に希望に合うか考えを整理することから始めよう。
言うまでもなく、外資系が楽園ということはない。良いところも嫌なところもある。頭を整理するために、日系との比較をもう一度、表にまとめた。
外資系の魅力は、何と言っても自分はこの仕事ができる、という専門性が身につくことで、労働市場での価値が高いことだ。不確実性が高い時代には、望ましいと言える。
一方、会社に依存するのでなく、自分で進む道を決め、問題に対処していくことを受け入れなければならない。
スキルでは、得意分野に加えて、英語や異文化交流が必須なので、何とか外国人と仕事の話ができる程度の自信をつけておこう。