東京都知事選挙の投開票日に放送された今回の『中山泰秀のやすトラダムス』(2月9日放送/Kiss FM KOBEで毎週日曜24:00-25:00放送)。
都知事に当選を果たした舛添要一氏との電話トークのほか、自民党大阪府議会議員団・幹事長の花谷みつよし氏と、自民党大阪市会議員団・幹事長の柳本あきら氏をゲストに迎え、橋下大阪市長の辞職問題や、大阪都構想を検討する法定協議会の現状などを語った。
東京は福祉、防災、経済、あらゆる分野で世界一の街を目指す
中山 猪瀬(直樹)前知事の辞職に伴う東京都知事選挙が9日投開票され、新人で無所属の舛添(要一)元厚生労働相が当選を果たしました。まずは舛添・新東京都知事に電話でお話を伺います。今回は雪が降る中でのハードな選挙戦となりましたが、振り返ってみていかがですか。
舛添 私は選挙期間中、他のどの候補よりも全域を歩きましたし、たくさん有権者と対話をしました。その成果が出たのだと思っています。
中山 これから東京をどんな街にしていきたいとお考えですか。
舛添 東京は今、パリやニューヨーク、ロンドンにいろいろな面で劣っていますが、世界一の街にしたいですね。私には厚生労働相としての経歴がありますが、それを活かして福祉でも世界一にしたいし、直下型地震などの災害に負けない強い街づくりを目指したいと思います。
また、東京を経済特区にして経済の活性化を図りたいですね。6年後の東京オリンピック・パラリンピックを契機に実現できたらと考えています。安倍(晋三)首相が進めるアベノミクス効果によって、日本はようやく長いトンネルから抜け出しつつありますから、今がまさにそのチャンスです。
中山 大阪では橋下(徹)大阪市長が辞任し、再出馬する意向を表明しました。現在の大阪の地方自治をどうご覧になっていますか。
舛添 「地方自治は民主主義の学校」とも言われますが、これをきちんと進めるのは大切なことです。
ただ、政治というのは、いかに無駄な摩擦をなくし、できるだけ少ないコストで大きな成果を挙げることが求められます。私がこれまで一定の成果を挙げられたのは、そうした政治スタイルを貫いて各方面と協議を重ねてきたおかげです。
私は大阪の地方自治をとやかく言う立場にありませんが、その点だけは申し述べたいと思います。
橋下市長の公明党に対する「裏切り者」発言の真相
中山 ここからは自民党大阪府議会議員団・幹事長の花谷みつよしさんと、自民党大阪市会議員団・副幹事長の柳本あきらさんにお話を伺います。
自らの辞職届を提出した橋下大阪市長は9日に大阪市内で講演し、「大阪都構想の設計図づくりを進めているが、議会側から反発を食らったので有権者に問いたい」と述べ、改めて市長選挙に立候補することへの理解を求めたそうです。