米ウォールストリート・ジャーナルは2日付の記事で、米アップルが今四半期(4~6月)に、「アイフォーン(iPhone)」の新モデルの製造を開始すると報じた。予定通り量産が進めば、夏にも新モデルが市場に登場する見込みという。
同紙は事情に詳しい関係者の話として、アイフォーンの新モデルの大きさや形は現行の「アイフォーン5」と同じになると伝えている。つまり画面サイズは4インチで、高さと幅はそれぞれ123.8ミリと58.6ミリ、厚さは7.6ミリということになる。
またアップルは廉価版のアイフォーンの開発もアジアの製造業者と進めており、こちらは今年後半の発売が見込まれるという。
この廉価モデルは、本体の素材がオリジナルのアイフォーンとは異なり、本体カラーは複数用意される見込み。ただしアップルはこの計画を変更する可能性もあるという。
新モデルの開発急ぐアップル
実はこのウォールストリート・ジャーナルの記事、別のメディアが先に報じていた内容とも一致する。例えばアップル関連の情報を追うウェブサイト、エディブル・アップルや、ザ・レジスターは、台湾KGI証券のアナリスト、ミン・チー・クオ氏の話として、アイフォーン5の次のモデル「アイフォーン5S」が早ければ6月に発表され、発売は7月になると伝えている。
これはクオ氏が調査ノートに記した情報。ザ・レジスターによると、同氏は独自の調査でアップルの様々な新製品やその発売時期を当ててきた人物で、よくあるネット上の噂に比べ信頼性が高い。
現行のアイフォーン5の発売は昨年の9月、その前の「4S」は一昨年の10月といずれも秋だった。だがクオ氏のリポートでは今年は夏になる。