ミニブログサービスの米ツイッターが新たな広告サービスを始めると発表した。同社の広告には、ツイッター内の投稿(ツイート)を対象に検索を行った際、その検索結果画面に企業広告のツイートを表示する「プロモーテッド・ツイート」と呼ぶサービスがある。
今度は、このサービスを発展させ、タイムラインと呼ばれるユーザー用のトップページの上位部分に、そのユーザーがフォロー(追跡)している企業の広告ツイートを表示する。
ツイッターの現在の登録会員数は2億人以上。今年の広告収入は1億5000万ドルと見込まれているが、これまでよりも露出の多い広告サービスを投入することで、収益拡大を狙っている。
マイクロソフトやグルーポンなどが参加
新たな広告サービスは、従来のプロモーテッド・ツイートと異なり、ユーザーがサービスにログインして最初に目にする画面のトップに表示され、またログインしていない時に配信された広告も確実に見てもらえるため、広告効果が高いと同社は期待している。
ただしサービス画面内に広告が表示されると使い勝手が悪くなり、ユーザー離れにつながりかねない。同社はそこに細心の注意を払っており、ツイートが広告であることを示すマークを付け、ほかのツイートと区別できるようにする。
また一般のツイートと同じく、タイムラインには1度だけ現れ、時間とともに下へと移動していく。クリック一つでタイムラインから削除できる仕組みも設ける。
さらにこの新サービスがユーザーに受け入れられるかを調べるため、当初は参加企業を絞って試験運用する。