大崩壊のアレシボ望遠鏡が支えた奇跡のはやぶさ計画
小惑星探査機「はやぶさ」は2003年5月9日、宇宙科学研究所、内之浦宇宙空間観測所からM-V-5ロケットで打ち上げられた(撮影:山根一眞)
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「はやぶさ」は2005年9月12日に小惑星「イトカワ」に到着。送ってきた小惑星の姿がラッコに似ていたため、宇宙科学研究所の管制室前にこんな画像が貼り出された。「はやぶさ」初号機チームのホットなキャラを物語る。ラッコに見立てたのはまだ地名がついていなかったため体の部位で位置を伝え合うことも目的だった(撮影:山根一眞)
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地球近傍小惑星が楕円軌道であることを模式的に描いた図(出典:JAXA宇宙科学研究所)
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米ニューメキシコ州の砂漠地帯にある米国立電波天文台の電波望遠鏡群(干渉計)。ここはアレシボ電波望遠鏡ととともに映画『コンタクト』の舞台でもある。国立天文台野辺山宇宙宇宙電波観測所の所長、立松健一さんによれば、「イトカワ」はこの写真の干渉系ではなく直径1mのGEODSS(地上設置型電子光学式深宇宙探査)望遠鏡で発見したのではと言う。(出典:National Radio Astronomy Observatory)
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アレシボ電波望遠鏡がとらえた小惑星「イトカワ」(出典:NASAジェット推進研究所)
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アレシボ電波望遠鏡を駆使し小惑星研究で多大な成果をあげたステーィブン・J・オストロ博士(出典:Sky & TELESCOPE)
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「はやぶさ」による「イトカワ」観測データを解析し描かれた重力分布図(出典:GonzaloTancredらによる論文"Distribution of boulders and the gravity potential on asteroid Itokawa"(Icarus, Volume 247, February 2015))
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2020年12月4日、相模原市の宇宙科学研究所での「はやぶさ2」地球帰還記者会見【カプセル回収前】で挨拶する國中均所長(写真:JAXAオンライン会見のキャプチャ画像)
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大崩壊のアレシボ望遠鏡が支えた奇跡のはやぶさ計画
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