すべてオーダーメイド、城の設計図「縄張り」

教養として役立つ「日本の城」(13)
2020.4.14(火) 西股 総生 follow フォロー help フォロー中
生活・趣味歴史
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東側から見た姫路城(撮影/西股 総生、以下同)
写真1:備中松山城(岡山県)の中心部。天守を中心に櫓・石垣・城門などが組み合わさって、敵を効果的に防ぐフォーメーションを形づくっている。
写真2:彦根城の天秤櫓を見上げたところ。手前の坂道を登って堀底を通り抜けなければ、次のステージ(鐘の丸)には進めない。
写真3:堀底から鐘の丸への入り口は、枡形となっている。通路が直角に曲がって入ってくるのが、わかるかな?
写真4:鐘の丸に入ってみると、正面には天秤櫓が待ち構えている。矢玉をかいくぐって橋を渡れるだろうか。
写真5:臼杵城(大分県)。臼杵藩は小さな藩なので、動員できる兵力も小さい。城もコンパクトにまとめないと守り切れない。
写真6:姫路城を築いた池田輝政は52万石の大大名。中心部の縄張りはタイトだが、三ノ丸は広大。これだけあれば、かなりの人数を収容できそうだ。
写真7:備中松山城。三ノ丸の石垣から大手門跡を見下ろしたところ。登ってきた道が石垣に突き当たって、ヘアピン状に折れ曲がっている。手元に鉄砲がほしいでしょう? 建物がなくても、縄張りの妙を楽しめるようになれば、城歩きは深く・広くなる。
おまけ:彦根駅前に立つ井伊直政の銅像。こんな城を攻めたり築いたりするのだから、戦国武将はヤンチャなくらいでなければ勤まらなかった。顔は、お好みで菅田将暉をイメージしても◎。

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