図1:筆者が所長をつとめる野辺山宇宙電波観測所の45m電波望遠鏡。ハイテク技術と、ブラックホールの発見などの電波天文学における成果によりIEEEマイルストーンに認定された。
図2:可視光で見たオリオン座(左)と、電波で観測された「分子雲」を重ねたもの(阪本成一氏提供)。電波写真は、電波強度を疑似カラーで色付けして表しており、紫、青、緑、黄、赤と変わるに応じ、電波強度が強くなっている。三つ星の下に小三つ星がたてに並んでおり、その真ん中の赤いのが「オリオンの大星雲」。オリオンの大星雲のところで、電波が強くなっており、電波で見える「分子雲」が濃くなっていることが分かる。
図3:左が可視光で見たオリオンの大星雲(上坂浩光氏提供)と、同じ領域を野辺山宇宙電波観測所の45m電波望遠鏡で取得した電波写真(立松健一)。電波写真の色は電波強度を表す。
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図4:野辺山45m電波望遠鏡で見つけた、もうすぐ星団が生まれそうなオリオン座の分子雲のかたまりTUKH122(立松ほか)。隣のかたまりTUKH123では、すでに星の赤ちゃん(星印)が数個生まれている。
図5:アルマ望遠鏡を用いて観測したTUKH122(大橋聡史ほか)。星団の誕生の場と考えられる。