米国・米軍の対応予測:3層構造で動く
米国は、①外交 ②経済・技術 ③軍事の3層で日本を支える可能性が高い。
①外交:日本支持の明確化
・中国の妨害を「危険な行動」と牽制
・日本のEEZ内での正当な活動を支持
・豪州・英国との共同声明の可能性
・航行の自由・国際法遵守を強調
②経済・技術:日米資源同盟の強化
・レアアース供給網の共同構築
・米企業による長期購入契約
・深海採掘技術の共同研究
・中国依存低減の国際枠組み形成
③軍事:インド太平洋軍の「非可視的(見えざる)支援」
・無人航空機「MQ-4C」、衛星、哨戒機「P-8A」によるISR(Intelligence, Surveillance, and Reconnaissance=情報・監視・偵察)強化
・第7艦隊が外縁で「影のプレゼンス」
・海保×米沿岸警備隊、自衛隊×米海軍の共同訓練増加
総合評価
南鳥島レアアースをめぐる中国の妨害行動に対し、米国は前面に立つことは避けつつ、日本の活動を後方から強固に支えるとみられる。
外交面では日本の正当な資源開発を明確に支持し、中国の行動を牽制する声明が予測される。
軍事面では、インド太平洋軍が衛星・無人機・P-8A哨戒機による監視を強化し、第7艦隊が外縁で「影のプレゼンス」を示すことで、中国海軍のエスカレーションを抑止する。
米国にとって南鳥島は日米の経済安全保障と対中戦略の要であり、静かだが実質的な支援が続く可能性が高い。
米国は前面には出ないが、日本の資源自立と対中抑止のため「静かだが確実な支援」を継続する。
なお、中国側は、日本の国内政治に直接影響を与えることを避けるため、衆院選期間中は大規模な行動を控える可能性が高いと思料する。