バッテリー、EV、再生可能エネルギーは「新三大産業」
中国の技術力が既存のインフラ枠を超え、次世代エネルギーやハイテク製造の川下に浸透している実態が浮き彫りとなっている。ナイジェリアにおける隆基緑能科技のグリーン水素開発への大規模関与はその象徴といえるだろう。
ポルトガルでの「中創新航」のリチウム電池工場建設21億ドルやエジプトでの「信義光能」の太陽光発電用ガラス生産拠点7億ドルなど欧州や北アフリカの戦略的拠点での直接投資が目立つ。バッテリー、電気自動車(EV)、再生可能エネルギーは「新三大産業」と呼ばれる。
一帯一路の枠外だが、ブラジルでの「TikTok」による370億ドル超のデータセンター投資は中国のデジタル覇権への執念を物語る。中国の海外戦略は物理的なインフラ建設からサプライチェーンの要衝を押さえるハイテク製造とデータ基盤の構築へと着実に深度を増している。
エネルギー分野は541億ドル増の939億ドル、不動産178億ドル増、金属・鉱業112億ドル増、公益事業104億ドル増と大きく増えた。石油・ガス分野は約715億ドルへと急増、これまでの最高だった24年の3倍以上にハネ上がった。