閣僚は憲法修正第25条を適用せよとの声
トランプ革命の土台が出来上がったというのに、「トランプ氏は認知症に罹っている」と公言する心理学者(兼心理療法士)が現れた。
プリンストン大学、マサチューセッツ大学アマースト校大学院で心理学、心理療法を収め、ジョンズ・ホプキンス大学医学部で助教を務めたこともあるジョン・ガートナー博士だ。
ガートナー氏は2024年の段階でも、トランプ氏が認知症に罹っていると「診断」し、大統領選出馬を取りやめるよう主張したことがある。
同氏は、トランプ氏が大統領就任後に行ってきた演説や記者会見での質疑応答をビデオで詳細にチェックした結果、「認知機能の低下」(Cognitive Decline)がみられる、と「診断」したという。
同氏は、こうした「診断結果」をデータ・ドリブン・マーケティング専門機関「NJ Advance Media」のニュース番組で明らかにした。
発言要旨は次の通りだ。
一、トランプ氏を精査すると、典型的な認知症(Dementia)の兆候が見受けられる。基本水準や機能(Baseline and Function)の総体的な劣化である。
これが重要なのは、ものを作ったり提供する過程・成果を言葉で表現する「Verbal Production」は誰にでも分かってしまうこと。 1980年代の動画を見る限り、トランプ氏は、当時は明瞭に表現していた。
二、トランプ氏は現在、音韻性錯語(Phonemic Paraphasia、言語障害の一種)に罹っており、日常的に英語の単語を正確に発音できない。
その結果、しばしば発音しやすい、時として意味をなさない非単語(Non-word)を口にしている。
三、最近のスティーブン・A・スミス氏とのインタビューでは、ハーバード大学に対する連邦予算停止について質問されたのに、トランプ氏はハーレムの黒人の生活状況について滔々と論じていた。
これなどは、認知症に見られる全く無関係なことを語る脱線思考(Tangential Thought)だ。
四、トランプ氏のホワイトハウスは、このままだと、1989年に人気を博したテレビ・コメディ「Weekend at Bernie’s White House」(日本では「バーニーズあぶないウィークエンド」*1のように家の主は死んでいるのに閣僚や側近たちがまるで生きているかのように振る舞う茶番になる。
*1=バーニーズ あぶない!?ウィークエンド - Wikipedia
五、トランプ氏が認知症で大統領職を全うできないのなら、閣僚は憲法修正第25条を適用して、継承順位1位の副大統領を大統領にすべきだ(もっとも彼らはそうしないだろうが)。
(Psychologist makes grim prediction about Trump’s mental capacity - nj.com)