
商店街にある額縁屋さんの店先に猫が寝ていました。「いらっしゃ〜い」と、伸びをして迎えてくれます。

猫は机に飛び乗り、「御用はなんですか?」と聞いてくれているようです。
額縁屋の工房の奥から主人が現れて、猫を褒めました。「すごくいい猫。店にいるだけで仕事が楽しいし、お客さんもよろこんでくれるから、この猫には感謝している。名前は、ピルリッツっていうんだ。子猫のときにもらってきて、もう、7〜8年になるけど、子猫の頃のままの愛らしさは変わらない」と、いろいろと話してくれました。

ポルトガルの北西部に位置するポルトは、リスボンに次ぐ第二の都市です。ドゥエロ川を挟んで、左岸には比較的新しい住宅地や倉庫街、ポルトワインのワイナリーなどが広がっています。右岸はポルト大聖堂をはじめとした古い街並み(中世の歴史地区)が続き、多くの観光客が訪れています。

猫たちも観光客には慣れていて、人通りの多い路地でも気にすることなく歩いたり休憩したりしていました。