黒酢ひとつとってもメーカーで味が変わる!

ベッキー「黒酢を最近使うようになったんですけど、黒酢って全部同じ味だろうと思ってて。使ってたのが無くなったので違うものを買ってみたら味が全然違いました」

MICHIKO「黒酢って一般的に醸造したものもあるし、九州あたりでは壺酢という壺の中に入れて三年、五年も発酵熟成させたようなものもあります。黒酢ひとつとってもいろんな種類があるので、ご自分でどの黒酢にするか選ぶのがいいと思います。勉強しろとかは言わないけど、せっかく美味しいものがあって、自分の体に合うものがあるのに、それをチョイスできないって悲しいですから」

ベッキー「こだわりたい人はこだわった方がいいですよね」

結局大事なのは自分の好きな味かどうか

 原料の栽培方法をはじめ、抽出方法などこだわり出したらキリがない調味料だけど、それは選ぶ基準のひとつにしてほしいとベッキー。なかでも醸造方法や抽出方法はさまざまなパターンがあるとか。

ベッキー「私、結構考えるんですよ。ちゃんと蔵で作ってるかとか、木桶で作ってるかとか。油でいうと、ちゃんと圧搾法で作られてるかっていうのはめっちゃ大事にしてます」

MICHIKO「国のオーガニックの規定では、特に製法の決まりはないんです。杉樽で一年か二年しっかりと発酵させたものがほしいと思っても、温度調節して数ヶ月でできちゃったものもオーガニックとして出せちゃうんです。そういうこともあるのでお味噌やお醤油ひとつとっても、江戸時代から続く蔵元の菌で作られているとか、老舗で伝統製法で作っていますとか、伝統を大事にして食べてこうみたいな考えもひとつの選ぶ方法です」

ベッキー「たしかに。有機のマークだけが全てじゃないですよね。あえて取らないところもあるから、JASマーク、有機マークを頼りにする人もいていいけど、ホームページとか見るとめっちゃこだわってんじゃん、ここ最高じゃんってとこがいっぱいありますよね」

 オーガニック認証を取るのに手間がかかるため、取らないという醸造屋さんも多くある。老舗で伝統製法で作ってますというメーカーさんを選ぶのもひとつのポイント。

ベッキー「まとめると、原料となっている野菜などがどういう風に育てられているか、抽出方法や醸造方法のような製法はどうなっているか、この2点をチェックする。 体にちょっとでも嫌なものを入れたくないっていう人はこだわればいいし、でも美味しいと思ったらそれが正解! 各々が自分の心にフィットした調味料を探してほしいですね」

 オーガニックといえど窮屈にならないで自分が心地いい、心からご自愛できる調味料を選ぶのが一番大事なことです。

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Part1:奥深い調味料の世界、自分の体に合う「調味料の選び方」を伝授します!
Part2:【次世代の調味料】料理の幅が広がること間違いなし、こだわりの調味料5選
Part3:【レシピ公開】工程は混ぜるだけ。アレンジ自在のドレッシングレシピ公開