排気口か何かの開口部を利用してキャット・ドアをはめ込んだのではないでしょうか。専用階段が備えられたステキな猫玄関です。

 短毛の真っ白な猫に会いました。郊外の古いお屋敷に住んでいて、イタチなどの小動物が侵入しないか、塀の上から目を光らせています。

 塀の上にたたずみ、声をかけられるのを待っているかのような茶トラの猫がいました。話しかけると、うれしかったのでしょう、「ここをなでられたいんだ」と背中をなめたので、よしよしとなでてやりました。

 この茶トラ猫もかまってほしい系でした。気を引きたいのか、ゴロンゴロンと向きを変えながら、こちらの様子をうかがっていました。

 ロンドンで出会った猫たちは、立ち止まった人を鋭い目で観察していました。どういう行動をとったら相手をしてもらえるかを、瞬時に見極める能力を持ち合わせる頭脳派の猫たちでした。

※ロンドンへの行き方
 羽田空港からロンドン・ヒースロー空港まで、1日に数便の直行便があります。空港から中心部までは、約22キロメートルです。