こんにちは。世界を旅する犬猫写真家、新美敬子です。今回はトルコです。歴史のある大都市イスタンブールと、奇岩で有名な景勝地カッパドキアを訪ねました。
イスタンブールは、文化の異なるアジアとヨーロッパの両方が1つの都市の中に共存している特別な場所です。その2つの地域を分けているのが、黒海とマルマラ海(その先はエーゲ海)をつなぐボスポラス海峡です。
雨上がり、日差しを受けてキラキラと毛並みが輝く猫たちをご紹介します。
ボスポラス海峡沿いにある町、オルタキョイです。長く降り続いた雨がやっと上がった朝、オルタキョイ広場には水たまりがいくつかできていました。日が差すと、長毛の三毛猫が軽快な足取りで現れ、水たまりに興味津々。水鏡に顔を映して「なんてきれいな猫がいるのでしょう」と、見惚れているようでした。
背後にオルタキョイモスクと第一ボスポラス大橋が見えます。
商店街の歩道には、雨の跡が残っていました。ビルのすき間から差し込む日の光を浴びようと、ふくよかな猫が建物に寄りかかっていました。
イスタンブールで出会った猫は、押し並べてふくよかで、頭部の大きいオス猫は貫禄も持ち合わせています。「長い雨の後は日向ぼっこに限る」とばかりに、ゆったりと日光を浴びていました。