メジャーリーグは韓国で行われた3月20日のパドレス×ドジャースによって開幕。現在はアメリカにてオープン戦を戦う他球団は3月29日にメジャー初戦を迎える。

 昨シーズンに日本人打者として初めて20本塁打を記録したシカゴ・カブス所属の鈴木誠也も、ここからレギュラーシーズン162試合に及ぶ長い1年を戦うこととなる。

 連戦に次ぐ連戦のハードスケジュールをメジャーリーガーは強いられる中で、サポートはどのようにして行われているのか。上原浩治、鈴木誠也らのマネジメントを行うスポーツバックス・澤井芳信による連載第6回。

日本人メジャーリーガーのサポートとは

 アメリカ・アリゾナの強い日差しの中、2月からメジャーリーグ、シカゴ・カブスでプレーする鈴木誠也選手の3年目が幕を開けた。

 専属マネジメント契約を結ぶ鈴木誠也選手に合わせ、私も2月5日に渡米し、約10日間を現地で過ごした。

 メジャーリーガーのマネジメントとは――。

 マネジメント業務とひと括りにいっても、その範囲はとても広く、マネジメント会社によっても、サポート内容が異なる点を前提に書く。

 まずサポートは原則、シーズンオフから本格化する。日本の球団に所属する選手の場合、オフも球団施設を使ってトレーニングをすることができ、本拠地を置く都市に住居も構え、食事に困ることもない。

 人気選手はオフにテレビなどのメディアやイベントなどに出演するが、球団広報が窓口にもなってくれる。

 ところが、メジャーの球団と契約している選手には、日本国内に「拠点」がない。古巣の球団などが施設を貸してくれることがあっても、手続きを踏まずに無断で使用することはできない。使用する時間や使用目的はもちろん、どういう器具を使うかなど詳細な申請が必要になる。

 また、施設を使えるとしても、鈴木誠也選手のような野手は一人では練習が行うことができない。打撃投手を確保し、体のケアや強化を担うトレーナーなども必要になる。

 いわば“手間のかかる”業務を本人に代わって行い、練習環境を整えることが、マネジメント会社の大きな任務だ。もちろん、メディアやイベント出演などの窓口にもなる。マネジメント会社が代行することで、本人はトレーニングに集中することができる。