香港の西にある離島、長洲島(チュンチャウとう)にいた猫です。家の前の路地に日の当たる時間は限られているので、日が差した途端に飛び出してきて、ゴロンゴロン。気持ちよさそうな笑顔になっていました。

 坪洲島(ペンチャウとう)も長洲島と同じく香港にある離島です。公園のベンチの近くで誰かを待っているようです。

 しばらくすると、猫の世話をする人が現れました。猛暑の日も台風の日も毎日朝7時と夕方5時に食事を与えているそうです。

 この猫は、際立ってよい毛並みをしていました。「ステキな柄をしているね」とほめると、背中を見せたあと、いきなり仰向けになりました。

 ゴロンゴロンと体の向きを変えて、おなかの柄がよく見えるようにしてくれます。おなかはスポッテッド(斑点模様)なのですね。

 坪洲島のフェリーターミナルを出たら、広場を急ぎ足で歩く猫と出会いました。姿が見えなくなったと思っていたら、食堂のテーブルの下にいました。声をかけると、「猫の開き」のような姿になりました。急ぎ足で歩いて熱くなった体を冷やしているのでしょうか。気持ちよさそうでした。