そして右カーブを曲がると、まっ白の塔頂が見えてきた。灯台を見に行くときに、一番気持ちが盛り上がる瞬間だ。

 これが艫作埼(へなしざき)灯台だ。りっぱな白く高い塔で、一般的な“灯台”のイメージに近いだろう。高さ(地面から塔頂まで)は24m。大戸瀬埼灯台(13m)や鳥居埼灯台(10m)に比べて断然高い。

 山登りは必要ないし、敷地の直前までは問題なく行けるので、道案内にだけは注意して、見に行ってほしい。

 今回紹介した3つの灯台は、わざわざ観光客が行くようなところではないので、基本的に周りにはだれもいない(鳥居埼灯台は道の駅が近いし、釣り人とかがいるが)。同様に、訪れる人がほとんどおらず、一人で独占できる北海道の灯台を以下で紹介している。
観光バスは決して来ない、現実世界と切り離された「独り占めできる灯台」
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/72114