『トップガン マーヴェリック』のロンドンプレミアに登場したトム・クルーズ(右から2人目)(2022年5月19日、写真:REX/アフロ)

「ウェルビーイング」という新しく大きな潮流は、日本人のライフスタイルをどのように変えるのか? また、それに応じてどんな新しい産業や市場が生まれるのか? 消費者目線で社会トレンドをウォッチし続けてきた統合型マーケティング企業「インテグレート」CEOの藤田康人氏が考察していく。(JBpress)

「トップガン マーヴェリック」に絶賛の声

 5月27日公開から3日間で興行収入11.5億円の大ヒットとなった映画「トップガン マーヴェリック」は、1986年に公開された「トップガン」の36年ぶりの続編です。リアルな映像にこだわった迫力のスカイアクションシーン、常識破りの伝説的パイロット、ピート・“マーヴェリック”・ミッチェル海軍大佐と若きパイロットたちが繰り広げる胸が熱くなるストーリーに魅了され、2回、3回と劇場に足を運ぶ人が後を絶たないといいます。

 前作は空前の大ヒットとなり、当時大学生だった私は自分とほぼ同世代の主役のトム・クルーズ演じるミッチェル大尉のあまりのカッコよさに胸を打ち抜かれました。

 あれから36年、予習を兼ねて久しぶりにオンデマンドで見た前作は、自分の若かりし頃のさまざまな思い出を呼び起こしてくれました。そして、私のフェイスブックのタイムラインには、公開当日から「トップガン マーヴェリック」を絶賛する同世代の友人・知人の投稿であふれていました。

トム・クルーズが幸せと若々しさを保てる理由

 映画としての出来栄えはもちろん素晴らしいのですが、私がなによりも驚かされたのは、トム・クルーズの36年前と変わらない、鍛えられた肉体と若々しいルックスです。