報道陣に公開された東京五輪の選手村(2021年6月20日、写真:YUTAKA/アフロスポーツ)

「こちらが選手たちのベッド・・・かなり小さいですね」 それだけではない。専門家によると、新型コロナウイルス感染症のパンデミックが続く中、もっと大きな懸念があるという。

 東京オリンピックとパラリンピックの選手村が6月20日、報道陣に公開された。英BBCが選手村の様子を動画ニュース(https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/65760)でレポートしている。

 隔離に使われる発熱外来、500人が一度にトレーニングできるジム、1日最大4万5000食を提供する食堂・・・など、数々の設備が揃っている。

 大会期間中、数千人の選手や関係者が生活するこの選手村で、いかに新型コロナウイルスの感染を防ぐか。

 BBCのルーパート・ウィングフィールド=ヘイズ東京特派員が選手村を訪れ、どのような感染対策がとられているのか取材した。

 選手村の感染対策は万全とは言い難い。選手やスタッフの間で感染が広がってしまうことはないのか、不安が募る。