スタートダッシュを切ろう
2021年は、ある程度「先を読んだ行動」が求められます。それと同時に、矛盾するようですが、先行きがはっきりしない中で「目の前で起きている問題に対処すること」が必要になるでしょう。
副業やDXなど、世の中の流れをマクロでとらえつつ、新型コロナの影響から脱却して今後の会社の成長を実現するために、人事の取り組みとして何をすべきかを考えなくてはいけません。リーマンショック後の企業でも、きちんと経済回復後を予見して早めに人材育成や採用、組織づくりに取り組んだ企業は業績回復が早かったそうです。
一方でミクロでは、まだまだ新型コロナの影響が続きます。最近は天災も多いため、いつ何が起こるかわかりません。社員のレジリエンスを高め、どんな状況でも会社を成長させることのできる「強い組織づくり」に取り組みましょう。
人事担当者である私たちが、2021年の年初にどれだけスタートダッシュを切るかで、会社の5年後、10年後の成長が決まります。「私が次の成長をつくる」、「人事が会社をV字回復させる」といった気概で、今年も現場の仕事に汗をかきましょう!
著者プロフィール 中野 在人 大手上場メーカーの現役人事担当者。 新卒で国内最大手CATV事業統括会社(株)ジュピターテレコムに入社後、現場経験を経て人事部にて企業理念の策定と推進に携わる。その後、大手上場中堅メーカーの企業理念推進室にて企業理念推進を経験し、人材開発のプロフェッショナルファームである(株)セルムに入社。日本を代表する大手企業のインナーブランディング支援や人材開発支援を行った。現在は某メーカーの人事担当者として日々人事の仕事に汗をかいている。 |