韓国は、「整形共和国」という有り難くない別名をいただいている。それだけ整形手術が一般人にまで普及しているのは否めない。
また、その技術力を頼って外国人、とりわけ日本や中国、アジアの近隣諸国から患者が押し寄せて来る。外国人に医師を斡旋する国際医療コーディネーターも活躍している。
しかし、その裏で「工場式幽霊手術」という手法が取られているのはご存じだろうか。
「工場式」は、工場でモノを大量生産するように整形手術を行うこと。
「幽霊手術」というのは、最初にコンサルティングを受けた経験豊富な医師ではなく実際の手術はあまり経験のない医師が替え玉で手術をすることを意味する。
中には医師免許を持っているか怪しい素人の医療関係者もいるようだ。
工場式と幽霊手術が合体したのが工場式幽霊手術で、大きなオペ室に10以上の作業台を並べ、手術台と手術台はカーテンで仕切りをしただけ。患者を麻酔で眠らせた後、経験の浅い医師が一斉に手術を行う。
工場式幽霊手術はこれまで様々な医療事故を起こしてきた。そのため、こうした危険な手術に警鐘を鳴らす医師も現れている。
例えば、大韓整形外科医師会の元法制理事キム・ソンウン院長は、整形外科で行われている世にも恐ろしい「工場式幽霊手術」の実態を人々に知らせようと、先鋒に立って活動している。