どうやら、黒っぽい幼猫の母猫のようです。散歩をする娘を見守っていたのでしょうか。

 犬が近くを通り過ぎようとしたら、全力で追い払っていました。母は、強いなぁ。母娘だというのは推測でしかないのですが、たぶん間違ってないと思います。

 次の日もあまり天気がよくなかったのですが、日の出時刻の30分ほど前から散歩をしてみたら、断崖に明かりが灯されていました。

 空気が冷たくて、猫の子一匹いないとはこのことか、と心の中でつぶやいていると、前の日に出会った母猫が、現れました。