小径を歩いていくと、いつしか共同住宅の裏庭へと続く道に繋がっていました。そこにいた人に「いいよ、この道は通ってかまわないよ」と言われ、ゆっくりと進めば、待ちくたびれたような猫があくびをして出迎えてくれました。

 小高い丘の上にあるリュブリャナ城へ朝早く向かえば、案内しますよ〜とでも言いたそうな猫たちと出会いました。

 ヨーロッパ各地から、犬連れで訪れる人々も。カフェで休むときには、折りたたみできる飲み水用のコップ持参で、犬もひと息つきます。

 バーでビールを飲みながらくつろぐ飼い主を横目に、犬たちが仲良くなって、ふざけて遊んでいました。彼らに目を細める飼い主の男女は握手をして、友だちになった様子でした。