欧州のアマゾン従業員がスト決行、ブラックフライデーに合わせ

スペイン・サンフェルナンドデエナレスにあるアマゾン・ドットコムの配送センター(2018年11月23日撮影)。(c)OSCAR DEL POZO / AFP〔AFPBB News

 米ウォールストリート・ジャーナルによると、米アマゾン・ドットコムは同社が取り扱うeコマース商品のパッケージをより小さく、簡素にするようにメーカーに要請している。

基準を満たさない商品に費用負担を求める

 アマゾンは昨年(2018年)秋、商品本体に対してパッケージが無駄に大きいと判断できる数千点を選んだ。それらのメーカーに対し、今年8月1日までにパッケージを変更するよう求めていた。

 これまでに要請に応じた商品については、アマゾンで1個売れるごとに1ドルのクレジットを付与した。一方、期限までに応じないメーカーに対しては、1個当たり1.99ドルの費用負担を求める方針だという。

 ゆくゆくは同様の基準をeコマースで取り扱うすべての商品に適用したいと同社は考えている。

配送コストの削減狙う

 アマゾンの目的は2つあるようだ。1つは配送コストの削減。あるドッグフードのメーカーはアマゾンの要請に応じ、パッケージ内の空き空間を減らすことで、容積を34%縮小した。

 eコマース事業が拡大の一途をたどる中、アマゾンの輸送コストは増大し続けている。同社は効率の良い輸送を目指し、メーカー側に協力を求めているという。