◆特別公開中◆
本記事は、期間限定で特別公開しておりますので、最終ページまでお読みいただけます。続けてお読みください。(すべての記事をお読みいただける「JBpressプレミアム会員」のご登録もぜひお願いいたします。)

 

 ブルーメンソール氏は中国の軍事政策や高度技術についての専門家で、現在はワシントンの民間大手研究機関「AEI(アメリカン・エンタープライズ・インスティテュート)の中国研究部長を務めている。トランプ政権にも近く、最近では同政権の国務次官補(東アジア太平洋問題担当)の候補にも目された。

 ファーウェイをめぐっては、同社の副会長兼財務最高責任者の孟晩舟(もう・ばんしゅう)容疑者が米国捜査当局の意向を受けたカナダ当局に逮捕され、中国が報復として中国在住のカナダ人2人を逮捕したことなどで、国際的事件として波紋を広げている。

 ブルーメンソール氏は論文で、ファーウェイが単なる巨大ハイテク企業ではなく、中国の共産党政権や人民解放軍と一体となって中国国民の情報支配を徹底させてきた経緯があり、そのハイテク独裁管理方式を世界の他の国にまで適用しようとしていると警告する。

 まず、孟容疑者の逮捕については、以下のように述べていた。

・ファーウェイは米国政府のイラン制裁法に違反してイランとの取引を続けてきた。米国司法当局は、孟氏を同社の財務責任者としてその違法行為の刑事訴追を目的にカナダ政府への逮捕と米国への身柄送還を要請した。

・米国司法当局はこれまで何年もイランの核開発防止のための対イラン制裁法の違反行為について中国の別の大手企業「中興通訊(ZTE)」を捜査してきた。その捜査を通してファーウェイの違法活動をつかみ、証拠固めと刑事訴追に自信を抱くにいたった。

 以上のように、ブルーメンソール氏は孟容疑者の逮捕の理由を説明し、トランプ政権下の米国政府がファーウェイの違法行為を徹底して追及する構えでいることを強調していた。