豪裁判所、米アップルに罰金7億円、消費者の権利について誤った説明で

豪シドニーのアップルストアに掲げられた同社のロゴ(2017年4月6日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / Peter PARKS〔AFPBB News

 米アップルが、米グーグルから引き抜いた人物を、AI(人工知能)など最先端技術部門の責任者に任命したことが明らかになった。これによりアップルは、ライバルに遅れを取る音声アシスタント分野を強化していくと見られる。

クックCEO直属のAI戦略責任者に

 その人物とは、グーグルに8年在籍し、AIや検索の責任者を務めていたジョン・ジャナンドレア氏。ウォールストリート・ジャーナルなどの米メディアによると、同氏がアップルに迎え入れられたのは今年(2018年)4月のこと。

 この時点でアップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は、社員宛ての電子メールで同氏のことを伝えていたが、役職などの詳細については明らかにしていなかった。

 このほど、アップルはウェブサイトの幹部紹介ページを更新し、ジャナンドレア氏のページを追加した。

 これによると、ジャナンドレア氏は、社内全体にわたり、マシンラーニング(機械学習)とAI戦略を統括し、クックCEO直属となる。

 また、アップルの音声アシスタント「Siri」や、「Core ML」と呼ばれる、アプリにマシンラーニング機能を組み込むためのシステムの開発も監督する。