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データを通して見ると、都市の意外な一面が見えてくる。

 江戸時代の開国以来、国際貿易港として発展をしてきた横浜市。370万人超の人口を抱え、国内に20ある政令指定都市の中で最大の規模を誇ります。「SUUMO住みたい街ランキング 関東版」の<総合>で2015年から3年連続で3位。それ以前も、2014年こそ5位に甘んじましたが、他の年ではトップ3の常連です。

 横浜赤レンガ倉庫をはじめとした歴史的な建築物が多く残る一方、みなとみらい地区など近代的な街並みも存在し、新旧の良さを味わえる魅力的な都市と感じる人も多いのでしょう。

日本のトップブランド都市・横浜

 横浜は住む人が住所を聞かれた際に「神奈川県」ではなく「横浜」と答える人も居るくらい、全国レベルで通用するブランド力を持つ街です。しかし、これは単なるイメージだけの話ではありません。全国1位の人口の他に「都市データパック2017年版」(東洋経済新報社)によれば事業所数は11万9847で全国3位。労働力人口も173万8600人で全国1位など、国内屈指の大都市と言えるのです。

 

 もともと新幹線停車駅も抱える交通利便性の高い街でしたが、2015年に開通した上野東京ラインによりさらにアクセスが良くなりました。これによって高崎・宇都宮方面からも横浜へ行きやすくなり、今後も訪れる人は減ることがなさそうです。

 人口の推移も平成22年から増加数が1万人を切っているものの、増加傾向が続いています。