「世界の食料需給は逼迫」に根拠ある異見

山田唯人(やまだ・ゆいと)氏。マッキンゼー・アンド・カンパニー パートナー。2010年に慶應義塾大学経済学部を卒業後、同社に入社。おもにクロスボーダーのM&A戦略策定のプロジェクトに従事し、東京、東南アジア、欧州のオフィスにて勤務。最近では日本企業の新興国新規参入戦略に従事。2016年10月に同社が公表した報告書『日本における農業の発展、生産性改善に向けて』の作成にも携わる。

 日本の状況を見るには世界の状況を見ておく必要がある。そこで、山田氏らは世界における食料需給の状況を整理した。

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