盗聴防止スマートフォン、カスペルスキー系ロシア企業が公開

ロシアの首都モスクワで行われた発表会で、インフォウオッチグループが製作した新型スマートフォン「タイガフォン」を手にする男性(2017年9月22日撮影)。(c)AFP/Maxim ZMEYEV〔AFPBB News

 米国の市場調査会社IDCが、このほどまとめた今年(2017年)7~9月のスマートフォン市場レポートによると、この期間に世界で出荷されたスマートフォンの台数は3億7310万台となり、1年前から2.7%、前の四半期から7.4%増加した。

 1年前の7~9月期と比べた伸び率は小幅にとどまったものの、こうしてプラス成長で年末商戦の四半期を迎えられたことは、市場が依然、勢いがあることを示していると、IDCは指摘している。

 今年7~9月に出荷台数が多かったメーカーは、1位から順に、韓国サムスン電子、米アップル、中国ファーウェイ(華為技術)、中国オウポ(広東欧珀移動通信)、中国シャオミ(小米科技)。

 これら5社の中で、1年前から最も成長したのはシャオミだ。その伸び率は102.6%と、2倍以上。また、ファーウェイとオウポも、それぞれ16.1%、19.0%と、2桁の伸びだ。

iPhoneの伸び率は2.6%

 一方、サムスンとアップルは、それぞれ9.5%と2.6%と1桁の伸び。このうちアップルは、前の四半期(4~6月)に前年同期比でプラス成長に回復。この7~9月もプラス成長し、2四半期続けて前年実績を上回った。

 アップルは今年初めて、秋の新製品イベントで3つのiPhoneを発表した。iPhone 8、同8 Plus、iPhone X(テン)である。iPhone 8シリーズの発売日は9月22日だったため、IDCのレポートには、9日分の販売実績しか反映されていない。また、iPhone Xの発売日は11月3日だったため、こちらはまったく反映されていない。