海外メディアの報道によると、米アマゾン・ドットコムは今年中にも、通話機能を備えた音声アシスタント機器を発売する可能性があるという。
数カ月後にも発表との観測
これは、スピーカー型機器「Amazon Echo」と同様、AI(人工知能)を使った同社の音声アシスタントサービス「Alexa」を利用できる機器で、複数の機種が用意される可能性があるという。
音声命令で電話の発信、着信が可能のほか、Alexa対応の別の機器とも通話が可能で、家庭向けインターホンのようにも利用できると複数の事情に詳しい関係者らは話している。
この話題を最初に伝えたリコード(Recode)の記事によると、この機器は今年2月時点で、すでに開発過程における試験段階に入っている。そして、アマゾンは数カ月後にもこの製品を発表する可能性があると、情報筋は話しているという。
今年2月、米ウォールストリート・ジャーナルは、アマゾンと米グーグルがそれぞれに、自社の家庭用音声アシスタント機器に電話機能を追加することを検討していると伝えていた。
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ただ、今回のリコードが入手した情報によると、アマゾンは前述のAmazon Echoといった既存機器に機能を追加するのではなく、新たな製品として、通話機能付きアシスタント機器を発売したい考えで、同社はすでに検討段階を終えており、今後計画を予定どおりに進めるもようだという。