韓国サムスン電子が、同社の7インチ型タブレット端末「ギャラクシータブ(GALAXY Tab)」の年内販売台数が100万台を超える見通しだと説明している。
4日に韓国ソウルで開催した同端末の発売記念イベントでモバイル通信部門責任者のJKシン氏が明らかにしたと欧米のメディアが報じている。
ギャラクシータブは、10月中旬から欧州や東南アジアで販売を開始しており、11月11日には米国で、同月下旬には日本でも発売する予定だ。
同氏は、欧州やアジア市場で好調な売れ行きを示していることから、100万台超えには自信があると述べており、また来年にはライバル各社が参入してくるため、同社も7インチ型から10インチ型までの幅広い端末を用意すると話している。
iPadのシェアは95%と驚異的
米アップルが4月に発売した「アイパッド(iPad)」は9月末までで累計750万台を売り上げており、同社の快進撃は続いている。というのも現在のところアイパッドのライバルと言えるのは、このサムスン製ギャラクシータブと米デルの5インチ型「ストリーク(Streak)」といった程度。
調査委会社の米ストラテジー・アナリティックスによれば、タブレット市場におけるアイパッドのシェアは95%と驚異的な数字になっている。
ただ、2011年になるとこの状況は一変することになる。カナダのRIM(リサーチ・イン・モーション)や米シスコシステムズ、中国レノボグループ(聯想集団)、韓国LGエレクトロニクスなどが市場参入を表明しているからだ。