インドの山岳地帯で12年に一度の仏教の祝祭

印北部ヒマラヤ山岳地帯にあるラダック地方のレーで行われた仏教徒の祝祭「ナロパ」に参加する人々(2016年9月16日撮影)〔AFPBB News

 米ウォールストリート・ジャーナルや米マッシャブルによると、米フェイスブック(FB)はこのほど、米国とインドのテクノロジー業界で実績を持つ人物を雇い入れた。

モバイルサービスのエキスパート

 これにより同社は、ここ最近力を入れているメッセージングアプリ「Messenger」の事業強化を図るという。

 フェイスブックが新たに採用したのはアーナンド・チャンドラセカラン氏という人物。マッシャブルによると、同氏はモバイル端末向けネットサービスの分野で専門知識を持つ業界の大物。

 同氏は2011年から2014年まで米ヤフーでモバイルと検索プロダクトのシニアディレクターを務めていたが、ヤフー退社後は、インド最大の通信事業者バーティ・エアテルに籍を置き、音楽ストリーミングサービスのアプリやモバイル決済サービスを立ち上げた。

 その後同氏はインドの電子商取引大手、スナップディール・ドットコム(Snapdeal.com)に移り、最高プロダクト責任者(CPO)を務めていたが、数カ月前に退社した。

 同氏は今後フェイスブックでMessengerアプリの世界戦略とパートナーシップ業務を統括するという。早ければ米国時間の9月20日にも正式な発表がある見通しだとウォールストリート・ジャーナルは伝えている。

「Messenger」を情報共有のプラットフォームに

 同紙によると最近は、フェイスブックが2014年に買収した「WhatsApp(ワッツアップ)」や、中国インターネットサービス大手、テンセント・ホールディングス(騰訊控股)が手がける「WeChat(微信)」などのメッセージングサービスが人気を集めている。

 そうした中、フェイスブックが自社開発してきたMessengerは今年7月、その利用者数が10億人を超えた。このような状況で同社はMessengerを、個人同士が情報共有するための、SNSの次ぎに来るプラットフォームと捉えており、利用者の様々なオンライン活動の拠点にしたいと考えている。