ブルカ姿で拘束の「自爆犯」、不倫用の変装と判明 トルコ

イスラム教の宗教行事に参加するブルカを着用した女性たち(トルコで撮影、資料写真)。(c)AFP/MUSTAFA OZER〔AFPBB News

 バングラデシュ・ダッカの飲食店襲撃テロから1カ月が過ぎた。近年、バングラデシュで国際テロ組織の活動が活発化している背景には同国の特殊な経済構造がある。

 今からちょうど2年前のことだ。筆者はダッカで地元のバングラデシュ人たちがこんな会話をしていたのを聞いた。

「最近、ブルカを着る女性が増えたなあ」

「厳格な夫が増えたんだろう」

 ブルカとは、イスラム教徒の女性が頭からすっぽりとかぶる黒いベールのような服だ。

 バングラデシュの女性は、大胆な色使いの美しいサリーやサロワカミーズというワンピースとズボンを組み合わせた服装を好んで着る。だが、ときどき、目の部分以外を全身真っ黒なブルカで覆った女性に出くわすことがある。

 欧州では着用を禁止する国もあるが、バングラデシュの一般男性にも「ブルカ」の女性に違和感を抱く人が少なくない。