実際、他の米国のハンバーガーチェーンも続々と日本進出を図り、さらに『シェイクシャック』に対抗するかのように、国内の既存チェーンも高級ハンバーガーへと路線をシフトし始めている。

黒船バーガーの日本上陸が相次ぐ

『シェイクシャック』に続いて、この春上陸を果たしたのが米国の人気プレミアムハンバーガーチェーン『カールスジュニア』だ。

 3月4日に、秋葉原に日本1号店を開店した。一番人気はアンガス牛100%のパティを使った定番の「シックバーガー」。価格帯は、単品が税抜き850~1220円、セットメニューが1200~1570円と、従来のハンバーガーと比べ高価格だが、開店以来、店内は本場の味を求める客で連日賑わっている。

本コラムは「経営プロ」の提供記事です

『カールスジュニア』は1941年に創業。現在は米国44州および37カ国で3652店舗を直営、フランチャイズ展開している。1989年には一度日本にも進出したが、8年で撤退。今回の日本再上陸においては、液化石油ガス大手のミツウロコグループホールディングスが日本の専属パートナーとなり、子会社のカールスジュニアジャパンが運営を担う。

 米国本社は「日本はアジア最大のハンバーガー市場」と位置づけており、秋葉原を皮切りに、麻布十番、お台場、渋谷、六本木へ出店を計画中。今後10年で150店舗を展開する予定だ。