普及進むホログラム、その技術と可能性

米テキサス州で行われたイベントで「共演」するYoshiki(左)とそのホログラム(2014年3月14日撮影、資料写真)。(c)AFP//Getty Images for Flaunt Magazine/Vivien Killilea〔AFPBB News

 皆さんは「ホログラム」と聞いて何を思い浮かべるでしょうか?

 紙幣の偽造防止用に貼られているキラキラ光る虹色のホログラフィーを思い浮かべる方もいるでしょう。

 また、映画に多数出てくるホログラムを思い浮かべる方もいるでしょう。『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2』に登場する映画「ジョーズ19」の宣伝用のホログラム、『アイアンマン』の空中に映し出されたUI(ユーザーインターフェース)などなど。

 そして、最も有名なホログラム、それは『スター・ウォーズ エピソード4』(1977年公開の第1作)に登場する、R2-D2が映す青く光る空中に浮かぶレイア姫だと思います。

「空間に立体的に人が浮かんで見える」 そんなSF映画の中の世界に、最新技術はどこまで近づいているのでしょうか? レイア姫ホログラムは現在の技術で可能なのでしょうか?

 空間や平面に像を浮かべるものをホログラムと呼びますが、ここ数年で様々な進化を遂げています。今回は最新の3Dホログラムについて書いていきたいと思います。