サービスを利用するのは一生に一度だから「リピート」はない、と考えるのは間違いだ(写真はイメージ)

「リピート」は営業強化の重要テーマです。これまで何度かリピートに直結する顧客満足の高め方について紹介してきました。

 しかし、リピートと聞くと、「我が社は一生に一度しか利用しないお客様が多いから関係ないのでは?」「お客様のリピートはだいぶ先なのでピンとこない」という人もいます。そういう会社にとって本当にリピートは関係のないものなのでしょうか。

 実は「リピート」とひとことで言っても、様々なタイプがあります。「リピートはうちには関係ない」と切り捨てる前にリピートのタイプを掴んでみると、営業強化のヒントが見えてくるかもしれません。

次のプロセスも選んでもらう「プロセスリピート」

 リピートの中で最もポピュラーなのが、何度も同じサービスや製品を利用してもらうというものです。例えば、「いつも同じお店を利用する」「いつも同じものを注文する」といった具合に、リピーターや常連さんはこのタイプのリピートをしてくれるお客様が多いと言えます。「うちは一生に一度しか利用しないお客様ばかりだからリピートは関係ない」というのは、このタイプのリピートを思い描いているのだと思います。