米国のテクノロジー系ニュースに過去1年間、最も多く取り上げられた企業は米アップルで、2位は米グーグルだった――。米国の調査会社がこんな調査結果を発表している。
これは米ピュー・リサーチ・センターが、2009年の6月1日から2010年6月30日の期間、米国の新聞、テレビ、ラジオ、ウェブサイトなど合計52媒体の437のテクノロジー系ニュースを調査したものだ。
これによると、アップルが主に話題となった報道は全体の15.1%あった。グーグルが11.4%でこれに次ぎ、その後をソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の米ツイッター(7.1%)と米フェイスブック(4.8%)、そしてマイクロソフト(3%)が続いた。
この結果を受け、ピュー・リサーチ・センターは次のような感想を述べている。
「世界長者番付1位の人物が経営する、世界で最も強力な独占企業として、ほんの5年前までメディアの中心にいたマイクロソフトの露出は、今ではアップルの5分の1、グーグルの3分の1以下、そしてツイッターの半分にも満たなくなった」
アップルは話題別でも上位入り
この調査、話題別で見ても興味深い。それによると、「自動車運転中の電子メールの送受信」に関するニュースが全体の8.5%を占め最も多い。
これは特定の事件や事故といったものではなく、交通事故に関する政府機関の調査結果や、州政府による規制関連の話題など多岐にわたっており、1年を通して幅広く報じられた。