米国の投資新聞、インベスターズ・ビジネス・デイリー(IBD)などの報道によると、米アップルが今年7~9月期に「iPhone」を販売したことで得た営業利益は、同じ期間の業界全体の営業利益の94%を占めた。
黒字はアップルとサムスンのみ
これはカナダの投資銀行、カナコード・ジェニュイティが、世界のスマートフォンメーカー上位8社の営業利益を調べたもの。それによるとアップルの7~9月期における94%という利益シェアは過去最高だった。
これに先立ち、カナコード・ジェニュイティは今年1~3月期におけるアップルの利益シェアが92%になったと報告していたが、7~9月期はそれからさらに上昇したというわけだ。
またアップルの利益シェアはこれで4四半期連続で90%を超えた。これに対し、7~9月期におけるiPhoneの販売台数シェアは14.5%(4800万台)にとどまった。これら数値を比較すると、iPhoneの利益がいかに高いかが分かるとIBDは伝えている。
カナコード・ジェニュイティによると、今年7~9月期にスマートフォン事業で営業利益を出した上位メーカーはアップルと韓国サムスン電子のみ。
ただしサムスンの同四半期におけるスマートフォン事業の営業利益シェアは11%で、アップルには遠く及ばなかった。一方で同社のスマートフォン販売台数シェアは24.5%(8100万台)と、アップルのそれを大きく上回っている。
このことは製品の平均販売価格にも表れている。iPhoneの7~9月期における平均販売価格は670ドルだったが、サムスンのそれは180ドルだった。