米アマゾン、仮想アシスタント「アマゾン・エコー」を発表

AFPBB News


 米アマゾン・ドットコムの家庭用音声アシスタント端末「Echo」(エコー)に新たな機能が追加されたと話題になっている。

 同社は10月24日、同端末で地域情報サービスの提供を開始したと発表した。これにより利用者はEcho端末に話しかけるだけで、小売店やレストランなど、近所の店舗に関する情報を得られるようになった。

Echoで「Yelp」を利用可能に

 Echoは高さ23.5cm、直径8.3cmの円筒形の端末。本体には2つのスピーカーと7つのマイクを内蔵しており、利用者が合図の言葉を話したあと、質問や命令をすると、単語を調べたり音楽やニュースを流したりする。

 このEcho端末で利用できる機能は、アマゾンの音楽配信サービスなどからの音楽再生、ラジオ局のニュース、天気予報、各種情報再生、アラーム、タイマー、Wikipediaの情報検索、ショッピングリストやTo-doリストへのアイテム追加など。

 アマゾンは当初米国の「Amazon Prime」会員を対象に招待制でEchoを販売していたが、今年7月に同国で一般販売を開始し、価格を当初の199ドルから、179.99ドルに引き下げた

 そして、今回の新機能では、地域の口コミサービス「Yelp(イェルプ)」を利用できるようにした。

「評価の高いレストランを教えて」

 アマゾンのウェブサイトの説明によると、例えば「近所のチャイニーズ・レストランを教えて」「近所で最も評価の高いレストランを教えて」「近所の薬局の営業時間は?」といった質問をすると、Echoは音声で店の住所や電話番号、営業時間などを知らせる。

 またこの端末には「Alexa(アレクサ)」という、iPhoneやAndroid端末、Amazonのタブレット端末などで利用できる専用アプリが用意されている。これにより、Yelpの利用者が投稿した店舗の評価やコメント、詳細情報などを見ることができる。