2013年のフォルクスワーゲン・グループ年次株主総会におけるマルティン・ヴィンターコーン(左)とフェルディナンド・ピエヒ(右)(写真提供:Volkswagen AG)

 フォルクスワーゲン・グループで大きな「政変」があった。4月25日、監査役会の委員長の座にあったフェルディナンド・ピエヒが、即刻退任することが発表されたのである。

 発表資料には、以下のように記されている。

(1)フォルクスワーゲン社の監査役会は、ここ何週間かを振り返って「成功する企業に不可欠の相互信頼」が失われた状況であると、満場一致で判断した。

(2)この事由によって、フェルディナンド・ピエヒ博士は監査役会の議長という立場および彼のフォルクスワーゲン・グループにおける監査役会の全ての役職から即刻退任する。加えてウルスラ・ピエヒ夫人もフォルクスワーゲン・グループの監査役会の全ての役職から即刻退任する。

(3)監査役会議長の立場には現・議長代理のベルトルド・フーバー氏が暫定的に就任する。フーバー氏は2015年5月4日の監査役会ならびに5月5日の年次株主総会の議長を務める。

(4)ベルトルド・フーバー氏が議長を務める監査役会において、株主と従業員の代表者はお互いに協力して監査役会の新しい議長の候補者を選定する。フォルクスワーゲンの監査役会の将来の議長の選挙は、株主を代表する監査役会メンバーの提案に沿って進められる。