今週も中国関連がよく読まれている。一方で、エネルギー関連の記事も健闘した。6位に入った英エコノミスト誌の「天然ガス:黄金のシナリオ」は、価格が大きく低下している天然ガスは消費者にとって黄金の時代を迎えつつあるという。
エコノミスト誌が面白い
それは供給者にとっては好ましくないかもしれない。しかし、エコノミスト誌は供給者にとっても黄金の時代がやって来る可能性があると指摘している。
世界的なエネルギー事情に関して頭を整理するのに適した記事と言える。
20位に入った「本物の「環境」に目覚めた環境省のお役人」の記事も示唆に富んでいる。
原発やエネルギー問題は、国を動かさなくても、私たち一人ひとりが生活を変えることで大きな変化が生じるからである。
さて、今週は番外ながらエコノミスト誌の「ジェンダーと教育と仕事:弱い性」を紹介したい。
イスラム教の国々ではまだ女性に対する教育格差が大きいが、先進国ではすでにそれが改善しているどころか逆の格差を生んでいるというのだ。
女が男よりもずっと教育水準が高い時代に突入しているのである。
その理由は様々なのでここで紹介し切れない。ぜひこの記事をお読みいただきたい。
私たちの身近なところでも実は大きな変化が起きている。大手の新聞社では記者と言えば男の職業だったが、今では新入社員の半数以上が女性になりつつある。
世界は静かにしかし確実に変化している。今までの常識でものを考えていては判断を誤ることになる。