話題沸騰中、キッチンの「ジャー」に
一体なにが起きているのか?

調理の時短化が拍車をかける

2015.03.06(Fri) 白田 茜
筆者プロフィール&コラム概要
ジャーサラダ。ドレッシングをいちばん下に入れ、根菜類の固いものから順に上に重ねていく。簡単な作り方で、見た目にかわいらしいサラダが出来上がる

 密封されたガラス瓶、「メイソンジャー」。アメリカ発のブームが日本に飛び火し、テレビや雑誌などでも取り上げられ、カフェや雑貨店でもよく見かけるようになった。

 野菜をメイソンジャーに層状に重ねて入れた「ジャーサラダ」もブームになっている。新鮮なサラダを入れて持ち運べる、保存が利く、お手軽という要素がヘルシー志向の女性に受けたのだ。背景には、塩こうじ、塩レモンなどの健康食の作り置きブームがあると考えられる。

 最近のメイソンジャーブームについて探ってみたい。

野菜もソースもチョコレートもジャーの中に

 「メイソンジャー」は欧米の家庭で一般的に使われている保存容器だ。その歴史は100年以上もある。米フィラデルフィアのブリキ職人、ジョン・ランディス・メイソン(1832~1902)が1858年に発明したもので、 商品名はラストネームに由来している。かわいらしい見た目、それに耐熱性と密閉性などを備えた使い勝手のよさが評価され、カフェでコーヒーや料理の器としても利用されるようになり注目を集めた。

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1978年佐賀県生まれ。佐賀県庁で食品のブランド化に関わる。その後、大学院で農業政策や食品安全に関するリスクコミュニケーションを学ぶ。食品コンサルタント会社を経て、現在は社会的関心が高い科学ニュースについて専門家のコメントを収集しジャーナリストに提供する活動をしている。関心のあるテーマは、農業、食品流通、食品安全、リスクコミュニケーション。


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