オフィスでイスから立ち上がったときなど、ひざに思わぬ痛みが走ったりすることはありませんか?

 ずっと机に向かっていると、ひざを曲げた形で関節が固くなってしまい、動きにくくなってしまいます。この状態で急に動かそうとすると、筋肉や関節に無理な力がかかってしまうのです。

 「ひざは体の重さや衝撃をやわらげるバネのような役割があるのですが、そのため、ある意味とても不安定な関節でもあるんですね。そこが固くなって変に力が加わると、ほとんど体全体の重さがかかるだけにダメージも大きいんです」

 二足歩行する人間にとって、ひざは要といえる関節です。軽い痛みだからと甘く考えず、日頃からいたわるよう心がけましょう。

【1】 ふとももの上の筋肉を鍛えましょう

 座ったまま片足のひざをまっすぐ伸ばし、かかとを直角に立てて10秒ほどキープします。

 「ひざの関節を支えているのは、主にふとももの筋肉なんですね。立ったり歩いたりするときにはここに大きな負担がかかるんですが、イスに座っているときはあまり使われません。そこで、ふとももの筋肉を鍛えることで、ひざ関節をしっかりとサポートできるようにします」

●ワンポイントアドバイス
かかとを直角に、ひざはきっちり伸ばして。正しく行うと、かなりハードなストレッチになります。

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