写真共有サービスの「インスタグラム(Instagram)」は、同社の月間利用者数が3億人を超えたと発表した。
これに先立ち米ツイッターは9月末時点の月間利用者数が2億8400万人だったと発表していた。ツイッターの利用者数伸び率は2四半期連続で鈍化したが、インスタグラムにはそうした懸念もなく着実に利用者を伸ばしているようだ。
今年は9が月で1億人増加
インスタグラムは、米スタンフォード大学卒業生のケビン・シストロム氏とマイク・クリーガー氏が2010年10月に立ち上げた。
その1年半後の2012年4月に米フェイスブックが同社の買収を発表。同年9月に買収手続きが完了し、フェイスブックの傘下に入った。
同社の資料によると、買収から半年後の2013年2月末時点の利用者数は1億人。また別の資料によると今年3月時点では2億人。つまり同社はこれまでほぼ1年に1億人のペースで利用者を増やしてきた。
ところが今年は9カ月で1億人増となり、伸び率はここに来て高まっている。
米国外の利用者が急増
共同創業者で最高経営責任者(CEO)のシストロム氏は米ウォールストリート・ジャーナルのインタビューで、その理由について述べている。
それは、米国外の利用者が増えたからだという。
同氏によると、インスタグラムの現在の米国外利用者数は2億1000万人。この数は今年3月時点で1億2000万人だった。同社はモバイルアプリの多言語化を進めているほか、各国の著名人に利用を促している。こうした施策が奏功したという。