本記事はLongine(ロンジン)発行の2014年3月16日付アナリストレポートを転載したものです。
執筆 泉田 良輔
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投資家に伝えたい3つのポイント
●2014年に入って、アベノミクスの具体策が見えない中、外国人に「変化がない」と見切られてしまった可能性があります。
●外国人の機関投資家は常に”Change(変化)”を意識します。
●株価が上昇するためのポイントは「高い国内売上高比率」×「先進国中心の海外展開」です。
2014年年始からいったん売り越した外国人投資家はこの後どうする?
アベノミクスのアナウンスメント効果も限界に近づいた2013年末、安倍首相が東証の大納会で「2014年も株は上がる」とコメントしたのもむなしく、外国人投資家は売り越しに転じました。結果、3月14日時点のTOPIXは2013年末比で▲11%下落した水準にあります。3月第1週は久しぶりに大きく買い越しとなりましたが、第2週は東証からのデータはまだ開示されていないものの、TOPIXが大きく下がっていることから、外国人も売り越しているのではないかと推測しています。