アジアエックス 2014年4月07日
労働者の37%は55歳で退職したいと思っている--人材仲介のランスタッドは4月4日、労働意識に関するオンライン調査の結果を公表した。回答者は年齢18~65歳の6546人。
年齢が63~65歳になるまで働きたいとの回答は11%、65歳を超えても働きたいとの回答は7%だった。
回答者の3人に2人は、少なくとも60歳までは働かざるを得ないと考えている。シンガポールの法定定年は62歳で、労働者が健康で業務を満足に遂行できる場合、雇用者は65歳までの雇用延長を申し出なければならない。
定年以降も働く動機となるものとの質問では、48%が「より緩やかな作業時間割」、37%が「友好的な労働環境」、34%が「より少ない労働時間」を挙げた。女性では36%が「柔軟な作業時間」と回答しており、ランスタッドのシンガポール代表スミス氏は「女性は家族を優先する時期があるため」とコメントした。
労働者が雇用者を選ぶ際に最も重要視しているものでは、63%が「賃金と手当」を挙げた。48%は「仕事と家庭のバランス」、45%は「快適な労働環境」と回答した。
従業員が雇用者に期待する人間としての特質は、頼りになること(回答者の63%)、誠実(62%)、裏表がない(59%)だった。
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